COSTCO
というのが兵庫県の尼崎にできているというので、行ってみました。
隣にはカルフールもある。給料日の後の最初の日曜日のせいもあって、客でイッパイ。たいしたものであります。
会員になるのに4200円/年払わなければならない。基本はロット販売で、例えばキャンベルのスープ缶を買おうとすると、12缶入りのパックしかない。食料品から衣料まで、普通のスーパーで売っているようなモノ(メイン商品)はだいたいある大型倉庫。置いてある商品はアメリカのにおいがぷんぷんするやつが多いですが、寿司の大型パックなんてのもある。
価格は確かに安い。1〜3割くらい安い感じ。
アメリカンスタイルが徹底していて、食事を取ろうとすると、ホットドッグかピザにコーラ。近所の人ならメリットがあるのではないか。私の場合だと京都から高速使って行くので、往復2400円+ガソリン代。数万円の買い物をしなければ割に合わない計算になりますが、それなりにおもしろかった。
卸という業態は長い間日本の流通の基幹として君臨していたわけですが、郊外型スーパーができてから、殿様商売ができなくなった。
小売りが縮小したんですね。駅前シャッター通りが拡大したのに伴って、ボディーブローみたいな打撃を受けたわけです。
大阪に「寺内」という繊維製品や雑貨の卸があります。東京なら「エトワール海渡」みたいな位置づけ。
ビルをいくつももって小売相手にぶいぶい商売をしていた。取引するには審査があって、現実にショーバイをしているかを厳しくチェックする。シロートさんお断りであります。
ところがこの寺内は、10年くらい前(だったか?)に倒産しました。会社更生法。いまだに商売をしていますが、業態が完全に変わった。会員になればシロートオッケー。来店するのはコストコンシャスなシロートのおばはんだらけが現状(の、はず)。
背に腹は代えられないというやつ。
COSTCOみたいな業態がどれだけ日本で受け入れられるか。興味津々ではあります。