誤った仮定から導かれる結論はすべて正しい
というのを読んだのは、池田信夫さんのところ。
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo
( 経済に「関数」なんて存在しない 2008-08-24 / Economics)
ちょっと考えたけれども、言わんとすることはわかる。ワタクシ的に言えば:
「誤った仮定から導かれる結論は、なんでもありである(だから、全部正しいとしかいいようがない。論証不能だけれども)」とでもなるんでしょう。
別のコラムでリチャード・クーを批判しているけれども、これもわかる話。クーのおっさんは、バブルがはじけた時にケインズ的なバラマキ政策しか言わなかったのを思い出した。ケインジアンというのはいまだに一定の力を持っているわけですが、日本のバブルの始末には全く役に立たなかったですね。
でも、経済学者が常に間違うのは今に始まったことではない。この原因は、リアルな経済を知らないことに尽きるし、リアルな経済を知る気もないというところに起因するのではないかと、昔から思っているわけです。
どこをつつけば(例えば金利を上げたら、とか)どうなるかと言う話のモデルなど腐るほどある。でもいまだにレオンチェフの「産業連関表」のパラメータの呪縛から抜け出してはいないはずです。
「産業連関表」は今現在ならどうなるかと言う話を数値化したにすぎない。日本では現在総務省の管轄だそうですが、時々改訂版が出ているはずです。つまり、「現状のあと付け」でしかない。
産業構造がドラスティックに変化したときには、まず役に立たないでしょう。
最近医師不足なんて話がでてきていますが、これも同じ。役人は理路整然と間違うのであります。
ここまで書いて強烈に眠くなった。まあ、この辺もいずれゆっくり書くかもしれない話。さっさと寝よう。