相場と干支論

昔は年末になると、どっかのお告げなるものが兜町に出回ったものですが、これを書いていた人は、干支論を中心にしていたらしい。今はもう出回らなくなったようですが。

たとえば来年のネズミを例に取りましょうか。

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1984年(昭和59 甲子) 米銀経営危機で波乱後、金融相場で急騰、特金相場始まる。ディーリング活発化。

1972年(昭和47 壬子) 流動性高まり、ポンドショックも吸収し大活況。大型時価発行増資続く。

1960年(昭和35 庚子) 岩戸景気で高度成長相場。黄金の60年代の相場スタート。

1948年(昭和23 戊子) 集団市場相場、投機相場(東証は昭和24年から)。

1936年(昭和11 丙子) 年初活況、政局不安で休業、後半持ち直し。

−−−以上は「データブック日本の株式」明光証券経済研究所編(1990)より

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ということで、モノを大事にするわたしは、こういう本をいまだに持っていたりする。

こっから1996年、2008年ということになるわけですが、来年の2008年は、干支論でいう60年サイクルでいうと1948年になるわけで、一言で言えば:

「ボラの高い相場」

であるような気がするようなしないような。笑。

なお1996年ですが、月足を見る限り、前半はがんばって後半が悪いチャートではあります。

干支論のノーガキが現実にはどのようなモノであるか、ということで、まあジョーダンみたいな話。

こういうネタは馬鹿な経営者が、「ネズミの年はこつこつ稼ぎましょう」などと新年の挨拶の前振りに使ったりするわけですが、気の早い私は、12月に使ってしまうわけです。