農業音痴は国を滅ぼす
北朝鮮の現状についての分析は、出尽くしたといってもよいので、今更ではない。金日成ないし金正日が、変にとんがった政策をとらなかったら、そこそこメシの食える国家にはなっていたはずであります。ビンボーであっても、むちゃくちゃではない、程度の。
これは食料自給率の話ではなくて、インフラの話。
第一次産業がしっかりしている国は、経済的フレに強いわけで、農業大国というのが一番地力がある。回復も早い。まかりまちがってもメシがなんとか食えるというのは、元気の源。最大の味方であります。
だから、百姓をいじめる国に未来はない、わけですが、その百姓いじめをやっているのが中国であるのはご存じの通り。農民戸籍なんてのもあって、農民は永久にビンボーのまま。どこが共産主義やねん、という話が腐るほどある。
「中国ロック本」というのがあります。「次の超大国は中国だとロックフェラーが決めた」副島隆彦訳。
この本の評価をする気はない。次の超大国が中国だとしても、それは国際金融マフィアのエサという位置づけだとしか読めない。
もし中国が真の超大国になるなら、ロックフェラーは中国で暮らし始めるでしょう。
まあ、ないなあ。笑。アメリカというベースがあるからこその国際活動だ、ということはロックフェラーが一番わかっているはず。発展する国家というのはそれなりにおいしい対象だという話はあります。
日本国内では、地方の疲弊がかなり深刻ですね。田中角栄式デザインはすでに限界なのですが。
追加=====================
だから、金正日に対して、「コメをよこせ、油をよこせというのは、あなたの政策の失敗を、他の国の援助でごまかそうとしていると言うこと。責任をとって退任するべきではないか」くらいのことを言ってもいいはずです。